密着連載コラム みやぎのお米はこうして作られる

「田植え」にとりかかるまえの準備

 新緑が眩しい5月中旬、みやぎにもいよいよ田植えの時期がやってきました。多くの田んぼに水が張られ、まるで水面鏡のようにきらきらと輝きだします。お米づくりの中でもとても大切な作業のひとつ「田植え」。実はこの作業の前にも、おいしいお米を育てるための大事な仕事がありました。

健康で丈夫な苗に育てるために

まずは、「田植え」をする苗を育てなくてはなりません。お米の種をまき、育苗箱(いくびょうばこ)と呼ばれる箱で出芽させます。20℃を超える暖かい気温を保ったビニールハウスに並べて、水や肥料を与えながら大事に育てていきます。そしておおよそ1ヶ月経つ頃には、10cm以上に伸びた青々とした苗に成長します。「苗半作」という言葉があるのですが、おいしい米作りの半分がこの苗の育成にかかっているといわれるほど、大切な作業なのですね。

その次に必要な作業が、「田おこし」。秋の収穫が終わり、ずっと寝ていた田んぼを起こす作業。堆肥をまき、土を何度もおこすことで土が活性化し、柔らかく良い土に仕上がります。こうして、いよいよ「田植え」が始まります。

親子で楽しく田植えを体験しました

今回は、5月12日(土)石巻市桃生地区でJA全農みやぎとサークルKサンクスが共同で行った「親子で行く東北復興応援 田植え体験」を現地取材してきました。サークルKサンクスで販売されているお弁当やおにぎりには、宮城県産「ひとめぼれ」が使用されています。そのつながりから、お米づくりの農業体験を通して、子どもたちに食の大切さを伝えたいというコンセプトのもとにこのような体験会が企画されました。参加者は、東京・大阪・名古屋など各地から参加した小学1~6年生までの親子。ズボンの裾をまくり上げ、裸足で田んぼの感触を楽しみながら、せっせと田植えに励んでいました。

進化しつづけるお米づくり

田植えといえば機械植えが中心ですが、今回は1株ずつ、丁寧に手植え。田んぼに引かれた線に沿って、約30cmの間隔をおきながら植えていきます。「手植えが主流だった昭和45年ころまでは、働き手の都合もあり、5月の大型連休あたりに田植えをすることが常でした。でも、その頃に田植えをしてしまうと、お米が成熟する『登熟(とうじゅく)』が暑い時期に重なっていたのです。『登熟』は、冷涼な気候が品質を高めるといわれています。ですので、今では田植えを5月中旬以降に遅らせて、出穂期も遅らせる『晩期栽培』が主流ですね」と話すのは、JAいしのまきの亀山さん。田植えの時期も栽培手法も、おいしいお米づくりのために日々改善されているのですね。

今日親子が植えたお米は、環境への負荷の少ないお米である「みやぎの環境保全米 ひとめぼれ」。農薬や化学肥料を減らしているため、雑草対策や田んぼの水管理の維持も、おいしいお米づくりのための重要なポイントです。今日、こうして大事に植えた苗が育ち、稲刈りができるようになるのは9月下旬頃。お米になるまでには、もう少し時間と手間がかかりそうですね。

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